成年後見制度とは？【成年後見Q&A】

今回は、身近な問題　成年後見制度についてお話しましょう。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、意外と身近なところにある問題です。

成年後見制度とは、認知症，知的障害，精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々をサポートする制度です。
判断能力が十分でないと、不動産や預貯金などの財産を管理したり，身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり，遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。
また、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し、支援するのが成年後見制度なのです。
（担当：國吉　千春）
「なかえま通信’07/10月号より」